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 「ライカ・コピー」と言う言葉のとらえ方は人によってまちまちである。その言葉通りに考えるならば、正にデザインも機能も同じ「コピー」モデルしか当てはまらない気もするが、世界的には日本語で言うところの「ライカ型」カメラを指すことが多い。つまり、もう少し範囲を広げた意味合いの言葉として「Leica Copies」が使われているようだ。しかし、それでもどこまでを指すのかははっきりしておらず、例えばレンズシャッター機を含むとするか含まれないとするかは人によりけりであろう。ただ、デザイン的にバルナック・ライカに似せたものならこの範疇に当てはまるととらえることが多いようである。実際、ライカ自体もB型でレンズシャッター機を製造していた訳であるから、レンズシャッター機はライカ型カメラに含まれないとする根拠は成り立たない。しかし、逆にそれを全て含めることにすると、国産ファミリーカメラでさえも「ライカ型カメラ」になるので、確かに収拾がつかないことになってしまう。
 そもそもいわゆる35mm判カメラはUr Leicaに始まるものであり、広い範囲でとらえると、ほとんどのカメラがこれに当てはまることになる。また、コンタックスがその代表であるが、「アンチ・ライカ」とされるモデルも、一つ一つのパーツがライカと異なった構造であっても、結局はライカと同じ基本的構成を採るので、やはり「ライカ型カメラ」とされても決して無理はない。そこで、当サイトでは次の条件を満たすものについて当面のところまとめることにしたい。さらに、「ライカ型カメラ」にはいくつかのグループがあり、各ページにその分類を番号で示すことにするが、ここで分けたそれぞれのグループの内容は以下に示す。

"WLC"で掲載される"ライカ型カメラ"の条件

1. 135フィルムを使用するもので、24x36(24x32)のサイズであること。ハーフ判は除く。
2. 基本的にレンジファインダーカメラであること。距離計が外されたタイプも可。
3. フォーカルプレーンまたはロータリー式シャッターを備えていること。
4. レンズ交換式であること。ただし、マウントの形式は問わない。

 "WLC"で分類する"ライカ型カメラ"のグループ

グループ1a デザインも機能もバルナック・ライカを模倣したもの。ただし、ごく一部のパーツの変更が見られるものもここに含む。例〜Reid III、Nicca 3s
グループ1b デザインや機能は基本的にバルナック・ライカに範を取ったものであるが、デザインやいくつかの機構で独自の進化が見られるもの。例〜Canon IVSb、Leotax FV
グループ1c バルナック・コピーの発展形で、ライカM3や他のライカ型カメラにデザインの範を取ったもの。機構面の発展度合いは問わない。例〜Leotax G、Melcon II
グループ2 基本的機能はバルナック・ライカに準じているが、デザインや機能面で独自性が強いもの。例〜Foca PF3、Janua
グループ3 デザインも機構もライカとは異なるものを採り、アンチライカの範疇に含まれるもの。例〜Contax IIa、Casca II
グループ4 レンズシャッター式レンジファインダーカメラで、バルナック・ライカのデザインを模した1950年代までのもの。(後日ページを作成する可能性あり)
 Nikonはデザイン上ではContaxのコピーと言え、「グループ1c」に入れることになりそうであるが、シャッターの機構やファインダーの基本システムなどはライカに近いものであり、日本判からSP型へ独自の進化を遂げたので、ここでは「グループ2」に当てはまる。この辺りは分類の微妙なものもあるだろうが、あくまで大体の目安として考えて頂きたい。

"WLC"のサイト製作コンセプト

 日本は世界で最も多種のライカ・コピー機が作られたのはご存知の通りであります。また、現代でもこうしたカメラを研究していらっしゃる愛好家の皆さんも多いのですが、不思議とインターネットが盛んになった現在、国内でこれらを総合的に紹介するサイトはほとんど見られません。ましてや外国製のライカ型カメラなども含めてまとめ上げられたところは皆無です。これは考えてみると当然のことで、よほどのマニアでもない限り、こうしたカメラを全てとは言わないまでも数多く所有して、個人的にサイトを作り上げることは事実上不可能に近いと言えるでしょう。もちろん、カタログや古い書籍の画像をコピーして使用すればそれも可能ですが、やはりこうしたカメラに興味をお持ちの皆さんにとって、わずかながらも指針となるべきサイトにするためには、実際に使用された上でのレポートが望ましいのはもちろんです。そこで、多くの同志に画像と文章を募り、ここに一まとめにして"World Leica Copies"としてサイトを立ち上げた次第です。現時点ではまだまだライカ型カメラの一部しか紹介できない状態ですが、こちらをご覧になっている皆さんで、当サイトの設立コンセプトに賛同して下さる方がいらっしゃいましたら、是非とも画像と文章を送って頂ければ幸いです。もちろん同志として以降も当サイトで活躍して頂きたく存じます。

ライカ型カメラの画像及びレポートの募集

1. カメラの画像は全て横300ピクセルでアップしますので、そのサイズでこちらに送って下さい。もちろん、画像処理がご面倒でしたら、大きい画像で送って下さっても結構です。背景はできれば単色が望ましいですが、皆さんにお任せ致します。
2. カメラ画像の枚数は3〜5枚が基本で、斜めからの画像、前面からの画像、背面の画像などを用意して下さい。その他、内部やマウント部、交換レンズなどの画像も加えて頂いても構いません。文章が長めでしたら、画像も5枚程度ある方が望ましいです。
3. もし可能でしたら、そのカメラで撮った作例を横640ピクセル(縦画像は縦640ピクセル)でお送り下さい。これについても縮小せずに大きい画像のまま送って下さっても結構です。こちらでちょっとしたほこり等による汚れは処理させて頂きます。
4. 文章はまず、そのカメラのスペックについて以下のようにして書いて下さい。
「発売年: 19XX年」
「メーカー: XXXXX」(カメラ名と同じ場合もそのままお願い致します)
「サイズ: 横x縦x奥行mm」(実測で結構です)
「重量: XXXg」(実測で結構です)
「シャッター: XXXXXX式シャッター」
「標準レンズ: XXXXX5cm FX.X」
「マウント: XXXXXXマウント」(オリジナルならスクリューかバヨネットかを明示して下さい)
「生産台数: X000台程度」(不明な場合は?マークを付けて下さい)
「シリアルナンバー: XXXXX」
5. 文章は、次にそのカメラの歴史的なものについて軽くまとめて下さい。仮にそうしたものが情報としてない場合は、カメラの使い勝手などのインプレッションをまとめて下さっても結構です。表記は「です・ます」を用いた敬体ではなく、常体でお願い致します。また、アルファベットや数字は全て半角に統一して下さい。アラビア数字はアルファベットのIやVを使って下さい。
6. 最後に標準レンズのスペックや交換レンズなどについて大雑把にまとめて下さい。
 もう一つ、作例を頂ける場合は、使用したフィルム、レンズ、カメラやレンズのインプレッションを簡単にまとめて下さい。作例のない場合も、カメラとレンズの使用感をまとめて下さると幸いです。
7. 既に掲載されているモデルの場合でも、レポートをお待ちしております。ほんのわずかでもマイナーチェンジされたものでしたら画像を是非お送り下さい。全く同じものであれば、シリアルナンバーとインプレッション、作例だけでも結構です。
8. レポートを掲載させて頂く場合は、そのカメラのページとメンバーのページに賛同者として名前も掲載せさせて頂きますので、そこに載せても良いお名前(ハンドルネーム)をお伝え下さい。HPをお持ちでしたら、URLもお願い致します。

 なお、送り先は、私トプ・ガバーチョへメールでお願い致します。文章はワードで結構ですが、他のページのコピーを書き換える形で仕上げて下さってももちろん構いません。また、もしご自分のHPを管理していらっしゃいましたら、そのサイトのURLもお伝え下さい。リンクページでご紹介させて頂きます。

それでは皆さんの投稿をお待ち申し上げておりますので、よろしくお願い致します!

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