ツインショックトライアル1

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03年10月19日虫干しトライアルミーティング@妙楽寺

KTの運命やいかに
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 10月19日、わんさんにそそのかされて、生まれて初めてトライアルを経験しちゃいました(^^)。何せ、これまでアクセルをただ開けるような乗り方しかしたことがなかったワテが、全く違う世界にいきなり飛び込んだのですから、そりゃもう暴挙かと。その気になって新横浜リバーサイドトライアルクラブの上鉄さんにK沢という練習する場所を教えて頂いて、実際にそこでターンの練習をしたのもたったの一回。しかも腕のいい皆さんの邪魔をしてはならないので、はじっこの平坦なところをちょろちょろ走っていただけですんで、ほとんど練習にはならなかったかと。もっともっと練習したかったですが、仕事やビンテージMX、ツーリング等で、時間が取れなかったのが恨めしいっす。

 場所は愛知県の岡崎市の北にある妙楽寺というお寺の中にあるコースです。斜面の上には水子地蔵か何かのお墓が並んでいて、ちょっと「いいのかな」という背景でしたが、コース自体は非常に広く、練習するには最高のところのように思えました。
 さて、8時から受付が始まるので、ワテは3時半頃家を出ましたが、岡崎ICからどれくらいの距離があるのかさっぱり分からず、ちょっと飛ばし気味に東名高速を走っていたら、こんな早朝なのに菊川掛川間渋滞3qとなっていて、「え〜、マジかよ〜」と思っていたら、菊川に着いたら通行止めになっていて、強制的にICを降ろされてしまいました。県道をうろうろして掛川で入ろうと思ったら、そこも通行止め。大丈夫なのか。

救護班長さんです
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 どうやら大きな死亡事故があったみたいで、これは仕方なかったが、それにしてもアセリました。
 更にちょっと飛ばして岡崎ICを降りて、妙楽寺に着いたのが丁度8時頃。ほっと一息つきましたが、まだわんさんが来ていないので、一人寂しくぶらぶらしていました。見ると皆さん骨董品を持ち込んでいて、仲間同士でわいわいやっています。同じKTも別に一台あって、「こりゃー恥をかきまくることになるかなー」と思いましたよ(笑
 そうこうするうち、わんさんが現れてぺちゃくちゃやっていたところに、M井さんとタナカ兄さんがやって来て、なお一層楽しくなりました。
 コースを見ると幅が広く、厳しいセッティングのところと初心者でも走れるところがあり、実に有り難い設定です。それでもやったことのない者には大変でしたが。

 ミーティングを済ませ、第一セクションに入ります。しばし、皆さんの走りを見ていましたが、皆さんすごい腕前でビックリ。左側に岩が重なった急斜面があるのですが、皆そこを登っちゃうんですもん。その手前にちょっと大き目の段差のあるところがあるのですが、わんさんもセローでそれを難なくこなしていました。ワテは下まで降りずに走るコースも用意されてはいましたが、やっぱ皆下に行くのでそうしないとならないだろうと思って行きました。下の狭いターンで何とか回れるかなと言うところで、エンジンがプスッ。いきなり笑いが。さらにエンジンをかけたら、勝手に回転が上がり、「ここで修理か〜」という声が(笑

ビシッと走ってた方のKT
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メダカ君(トライアル編)
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 何とか第一セクションをこなし、第二セクション〜第五セクションも足をばたばたさせながら一通り回り切りましたが、どれも減点3。まあ、初めてなのでこれで良かろうと言う気持ちで、二周目に突入です。わんさんらはガンガン先に走っていて、どこに行ったか分かりません。
 一周目にエンストした第一セクションは、今度はうまく行きましたが、斜面で足をばたばた着いちゃいました。うまく行かないものですね。第二セクションの登りもタイヤが滑りまくってまたもや足つきの連続。ただ直線的に登っているだけなんですが、助走区間がほとんどないので、意外と難しいものです。皆さんはわざわざくねくね回りながら登っていました。上手いものです。

 第三セクションはドデカいヒューム管がありましたが、ワテは当然そんなものは超えられるはずがないので、横をするりと抜けて走りました。デコボコした岩の多いところで、最初は上手く出来なかったのですが、ここではそれなりにうまく走れました。
 第四セクションは二本の丸太と急な登り。ここも途中二度ほど足を着いちゃいましたが上まで上がると気持ちいいものですね。意外と丸太は大丈夫なもので、その先のターンがワテにはかえって難しかったです。

こえ〜、けどおもしれ〜
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アタックしてます
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 左はわんさんの画像です。セローで走っているのに、もうガツンガツン言わせてハードなコースを走っていましたね。ここ数年、トライアル道まっしぐらですが、ホント上手になってます。元々ラガーメン(菅平のラーメンではない)でしたので、ここ一番の闘争心やガッツがモリモリなのでしょう。最後の第三セクションでは大きなヒューム管越えをやってのけていました。でも、前にトライアルで痛めた足の指を、再び当てちゃって、イタタタ〜とやっていたのはご愛嬌。それにしてもうまいなあ。ツインショックでもトライアル車に乗せたら、もうどこまでも行っちゃいそうです。

 こちらはM井さんです。先日ツーリングでタナカ弟さんと一緒に黒メダカ号(XR100改)を駆ってピラニア走行(←意味不明〜)していました。その時、タナカ兄さんが行くなら、是非虫干しトライアルに出場したいと言ってましたが、うまい具合に再びお会いできて嬉しかったです。
 バイクはこれまた大改造の施されたTLRで、その割にノーマルのように見えるすっきりとした印象に仕上がっていました。黒メダカ号もあまり改造品には見えませんでしたが、上手く作り上げてますね。ちなみに腕前もいいです。イーハトーヴなどのツートラ主体で頑張っているそうですが、長年のキャリアですね。

軽〜くいっちょ
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岩から降りました
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 左はタナカ兄さん。弟さんとはこれまで数回林道ツーリングでご一緒してますが、好みは全く異なるようで、トライアル専門の兄さんに対し、弟さんはアクセルビンビン型のバイク乗りです。でも上の写真にあるように、モンテッサ・コタ49というメダカトライアラーを好むところを見ると、XR100で林道をガンガン走る弟さんと相通ずるものがあったりして(笑
 やはりタナカさんもツートラ型のトライアラーだそうで、毎年欠かさずイーハトーヴには出場しているとのことです。派手なアクションよりも堅実に走る感じでしょうか。もちろん腕前は相当のものであると思いました。それにしても、とても気さくなご兄弟で、話しているとホント楽しくなります。

 さてさて、二周して食事を取った後、三週目に突撃です。だんだん慣れてきたので、一つくらいはクリーンを取りたいなと思って走りましたが、気が緩んでいたのか、第一セクションの入り口でズリッ。ターンして登りのところの小さい岩があるところでもズリッ。写真を撮っている方(巨人さん?)に「今回は調子悪いですね〜」と言われちゃいましたが、(いえいえ、これが実力っす)と心の中で返事しました(笑
 第二セクションでは一回の足つきで済みましたが、第三セクションでは、入り口でアクセルがまた勝手に回り、ヤブに突っ込みそうになりました。スロットルケーブルの取り回しが悪いみたいです。

おっ〜とっと
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 次のセクションでは、ターンで足を着いちゃいましたが、急な登りで初めて足を着かずに登り切ることができました。なんだか嬉しいものですね。下から見ているとかなりの高さのように見えますが、実際上に立つと結構な高さにいることが実感できます。こんなところから滑り落ちたら大変だろうなあ、などとしみじみ思いますが、こんなこと考えるのも初心者のうちだけでしょうね。ん〜、初々しい〜(^^)

行ってきまーす
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 そんなこんなで、楽しみながら走っていたら、あっという間に終了です。その後、わんさんらがコース外の林の中を走りに行くとのことで、ワテはビデオを持って追っかけて行きましたが、歩いて行くには厳しいものがありますね。ハァハァ言いながら追っかけてました。
 しばらくして、ちょっとしたセクションを45秒で走ると言うお遊びが始まりまして、結構簡単そうなコースなのでしっかり走ってやろうとあれこれ考えました。最初のターンが狭いので、足を着いてはならないと思い、外から少しでも大きくターンしようとしましたが、外がちょっと逆バンクになっていて、意外なことにこの程度でフロントがズリッとなってしまいました。素直に曲がってれば良かったなあと思っても後の祭り。また笑いを提供しちゃいました(^^)。

 さて、いよいよ結果発表です。受付けテント前に張り出された紙を見ると、減点43で何人か並んでましたが、クリーン数が0のワテがドンペでした(^^)。まあ、減点2が二回、減点1が一回、減点5が一回、その他全部減点3では仕方ないですね。
 でも、バイクのおかげで「レア物賞」を頂き、豪華な賞品を貰っちゃいました。いいのかな〜。嬉しいなあ〜。それにしても、主催者のまみさんご夫婦には感謝感謝です。また、わざわざこちらのサイトのためにRL250の写真を下さった救護班長さんも有り難うございました。それにしても、セローで果敢にアタックしていたわんさんも大したものですね。ワテもああいった腕前になりたいものです。

ひやひや〜
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 帰りにタナカ兄さん、M井さん、わんさんとで岡崎のファミレスでぺちゃくちゃやって帰宅したのが夜の12時。途中SAでおねんねしましたが、朝から晩までえらく楽しかった一日でした。うちの殿様バッタ号をコンペ仕様(ドンペ仕様とも言う)に仕上げて、ちょびっとは練習し、また来年も虫干しトライアルに参加したいものです。でも腕前は変わっていないものと思われ(笑

 なお、このページの画像のいくつかは、救護班長さん、まみさん、巨人さんから頂戴した画像を使わせて頂きました。有り難うございます!

P.S:何やら何人かの方からご指摘を受けたのですが、エアーが多過ぎたみたいです。一応うちのタイヤゲージで0.4くらいになるようにしといたのですが、いい加減なもので、1kgは入っていたようです。精密なやつを買わにゃあきまへんな〜。

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