ビンテージモトクロス奮戦記

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03年10月5日FVOCビンテージモトクロス@御殿場

最終コーナーの立ち上がり
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 9月のA.C.T.Sユニオンのレースは散々な目にあったが、キズも癒えぬまま半月後のFVOCの最終戦に出場することになった。このFVOCという団体は、かつて一緒に走っていたHoriさんが主催するようになって早3年になる組織で、富士山の麓の御殿場の公園を利用して走るものである。コースは火山灰質で、走りやすいが滑りやすい。しかし、いきなりつるんと逝ってしまうタイプのものではなく、結構フカフカな感じで、滑るのだけれどもグリップするような、火山灰特有のグリップ感のあるコースである。

 これまで、FVOCには一度も出場していなかったが、いつもお世話になっているアオキさんやヤコさんのお勧めもあって、出場してみることにした。
 その出場はいつも通り74年以前の125cc以下のクラス。Horiさんには250のクラスも走るように勧められたが、何しろ足を怪我したままの参加であったので、それはご遠慮することに(^^)
 レース前の練習走行をしてみると、コースは奥の方で意外とタイトであった。最終コーナーから第一コーナーまでは幅広く、皆アクセルを開けるので、ここで抜くことも抜かされることもなさそうであるが、タイトなところでもまた難しい。スタート命のコースのようだ。

後ろの煙は焚き火っすよ
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林からの出口
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 第一ヒートのスタートはやはりモトクロッサーにはかなわない。第一コーナーが非常にタイトであるため、ちょっと渋滞気味になるが、ここは強引に行くべきなのだろうがちょっと遠慮してしまったのは失敗だった。結果として始めから7位くらいで走る羽目になり、結局そのままゴール。前にKX125とB1Mが走っていて、我がボブキャットを含めて丁度カワサキ三羽ガラスが編隊飛行をしていた感じであった。しかし、B1の人もバイクが古い割に良く走るものだ。

 第二ヒートは午後から。スタートダッシュが大切なので、心に刻んで思いっきり出るが、やはりモトクロッサーにはかなわない。これはどうやっても厳しいことに間違いない。
 エンジンの調子もイマイチで、前回から分かっていたのだがセッティングする暇がなかったので、そのままにしておいたのはマズかった。低回転になると止まってしまいそうになり、アクセルを開けてもさっぱり回転が上がらない。試しにチョークを引くと(この頃のカワサキ車はアクセルの近くにチョークレバーがある)、しっかり回転が上がってくれたが、走りながらチョークを引くのは初めてである(^^)。

そこそこ大きなコーナーでは楽しめました
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第二ヒートもカワサキ組
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 目の前にはKXが走っているが、すぐ後ろもKXである。順位は5位くらいであるが、ここでも結局このまま最後まで何も変わらす走り終わった。第一ヒートで前を走っていたB1Mの人は、エンジンが壊れてしまったらしく、ここではリタイアしたようだ。
 それにしてもFVOCではACTSでマーシャルをやっていた人達が皆ガンガン走るので、上位層は非常にハイレベルである。この中で表彰台に登るのは、結構な腕前の人でないと難しいだろう。

 ところで、久しぶりに2度ほどビンテージMXに参加してみたが、ふと気付いたことは若い世代が増えていることである。以前は30代半ばの我々が最も若い層であったが、現在では20台の人達が結構多かった。これは実に良い傾向で、こうした古いバイクでもガンガン走る若い人達の姿は見ていて爽快であった。また、以前から速かった西野さんはますます磨きがかかり、以前より速くなっている感じがした。当然出たレースでは皆トップでゴールインしたが、本当に大したものである。今回ヤコさんが仕事の都合で出られなかったが、二人のバトルを久しぶりに見てみたいものである。

足が痛いけど楽しかったなあ〜
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スタート直後のさたさん
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TS400忍者仕様
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こちらはAZUMA君
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彼がまた速いのよね〜。
どのヒートも二位でした。

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