ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
林道ツーリング35〜春の茂来リベンジツーリング

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略してハルモラリベツー(←意味ナシ!)

一見バラバラなようですのぉ0505l.jpg

 さーて、皆さんのバイクのタンク内に残るガスが死亡し始めた5月1日、長ーい冬眠から目覚めて恒例の春ツーに出かけてきた。YMPではどう言う訳か、春はあけぼの…ではなく、春は茂来と相場が決まっているのであるが、ようよう白くなりゆく山際…ではなく、ようやく白い雪が消えた山でスカッと走るには、そりゃもうロングダートが良いのは当たり前。でもって、今回も何ら異論もなくGo to 茂来!となった次第である。でも、正直言ってワテは疲れまくりました。初めて林道を走った時を思い出させるツーリングとなり、最後の10km程のダートでは「もうどうでもいいや。ぼ〜」っという感じで身も心も燃え尽きた状態に。で、2日後の5月4日に単独でリベンジツーリングに出かけた訳。

ピラニア軍団
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 今回のツーリングの参加者は、いっつあん・やっさんの長野組と、おたま団のひろさんとミスッタ氏。それに凶悪ピラニア団の面々〜タナカ総統・影の首領(ドン)のM井さん・親衛隊長T橋さん・メダカの仮面を被ったピラニアの名がぴったりのA部さんらと、おたま団にすら入れないミジンコ団(と言ってもひとり〜)のワテの計9人。バイクは滅茶苦茶なようでいて、実は不思議に統制が取れていて、ご覧の通りカワサキ車4台にホンダ車5台なんですなー。で100cc以下のバイクが6台もいるんだから、実に珍妙なツーリングになりそうな予感が。

 もちょっと詳しく紹介しておくと、上の写真がピラニア団の凶悪XR100が3台に、大ウソXLR125Rが1台(エンジンは何じゃ〜)。で、右の2台はある意味ごく普通の平和ないっつあん真鯛号とやっさんブルーギル号。250のトレールが2台だけっちゅーのは初めてですなぁ。下の写真は左が我がミジンコ号のKV75とミスッタ氏・ひろさんのおたま団ことKSR-II。おたま団の2人はこの日に合わせてバッチリとオフロード向きのタイヤを新調して履いてきたように、結構気合満点である。ひょっとすると牙の生えたおたまかもしれない。

長野組
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ある意味モーレツ
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 それにしても、何でまたミジンコ号を引っ張り出したのかと言うと、今回はミスッタ氏がKDX220の故障によりKSRで来ると言うので、そんなら「果たしてKV75でダートが走れるのか」というかねてからの疑問を解くべく、「よーし、やったろうじゃん」と思った次第。ひろさんは当初ケロちゃん号(DT-1)で来る予定であったが、ミスッタ氏の「ずるーい」と言う一言でおたま号にした模様。もちろん、ピラニア団もKTMやCRFなどのサメのようなバイクを持ち出さなかったのは、チビバイクが多くなるのに合わせてくれたのだろうが、それでもスピードは一般の250ccバイク以上。結局はさっさと先を行ってもらうことになりにけり。

 5時にミスッタ氏と国道16号線の卸センター交差点で待ち合わせ、渋滞を想定内に出発したものの、さっぱり混雑することなくのんびりと走って現地に到着したのが9時ちょっと。程なく皆さん登場して、早速いつものところにトランポを停めてバイクを下ろしたのが10時頃。ワクワクしつつ、個人的にはKVの8インチタイヤはちゃんとグリップするのか心配なので、ちょっとぐるぐる回って確かめてみたが、とりあえず問題なさそうな雰囲気。「これはなかなか面白い走りができるかな〜、ムッフッフ〜」とつかの間の楽しみに浸っていたが、その期待も走り始めて数キロで撃沈した。

どう見ても普通のおっさんなんだけどねぇ
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ワテらもやりまっせ〜
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 まず体をほぐすべく、入り口に戻って志らや林道をちょろりと走ってそのまま舗装された本線を進む。去年の春ツーの時に延びた舗装区間は今年もそのままの状態で、約2〜3km程走らなくてはならない。ちょっとした登りでは何とか40km/hちょっと出るが、自動遠心クラッチの3速ではかなり厳しそうである。ダラダラ走って後ろの皆さんに迷惑をかけるのは心苦しいが、ま、このバイクで来ちゃったんだから、できるだけフルスロットルにして頑張るしかなかろう。それにしても、ちょっとした登りでこんなにスピードが落ちるとは、「おんどりゃー、何が“ダイナマイト”じゃい!」と言った気分である。ま、街中でもスタートでは50ccスクーターに負けちゃうけどね。
 鍛冶の入林道の分岐のあたりから本線もいよいよダートに。ここは勾配が比較的緩やかかと思っていたが、力のないバイクで走ってみると意外と大変で、2速30km/hがやっと。もちろん、こんなスピードでピラニア団が黙っている訳はないので先に行ってもらうことにして、一人とことこと行くつもりであったが、わざわざやっさんが後ろについて付き合ってくれた。おかげで、後でやっさんは落し物捜索隊として存分に働いてもらうことになった(笑。

ほんの一休み
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 それにしてもKVでのダートランはこんなにチビしいものだったとは…。サスがF/Rともただの“バネ”なのは分かってはいるものの、ここまで暴れてくれるとねぇ。それに大して傾けてもいないのにすぐに滑り出すタイヤ。一応、見た目にブロックパターンなのだが、なんちゃってキャラメルタイヤなのだろう。見てくれに騙されてはいけない。とにかく、ちょっとしたギャップがコントロール不能状態をすぐに生み出してくれるから、そりゃもう押さえつけるのに必死で腕があっという間に痛くなった。また、本来クラッチレバーのはずの左のレバーがリアブレーキなので、これを多用せざるを得ない結果、左手の握力も後半ではヘタってしまった。
 しばらくして、最初の分岐に到着した時、先行した面々が待っていてくれた。ほっとしたものの、もう疲れ切ってしまったが、後ろにいたやっさんが来ない。おや?と思ったら程なく到着し、「トプさん、これ落としましたよ〜」と早速リアキャリアにがっしりと積んでおいたはずのガス1リットル入りのオイル缶を拾って持ってきてくれた。古バイクはサスストロークが少ないため、車体が暴れる率が現行車に比べてはるかに高いので、良く積載物を落とすが、今回はそれを避けるべくネットとゴムバンドを併用してがっちり止めていた。しかし、それでも最初の7〜8kmでもう落ちてしまったのにはビックリ。いかに無茶苦茶に跳ねているか、これでお分かり頂けるだろう。とにかく、少しでも軽くすべく、入る分だけタンクにガスを補給しておいた。

ハーフサイズのカメラはダメですな
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 しばし休憩の後、民家の多少並ぶ舗装区間を過ぎ、再びダートに。普段は全く気にかけないこぶし大の石が、このバイクには大岩のように思えてしまう。マジで乗り上げようものなら一気に方向が変わってしまうので、特にコーナーでは踏まないように避けているものだから、なおさら落ち着かない。下りはもちろんスピードを出そうと思ったらしっかり出るが、フラットであってもなかなか止まってくれないので、50km/hが限界である。ましてやこの道は轍に撒き砂利が多く、そうしたところでは真っ直ぐであっても真っ直ぐ走ってくれない。もう、生まれて初めてKL250で津久井湖の裏のダートとヤビツ峠を走った時のヒヤヒヤ感を味わわせてくれた。
 先行するピラニア団はおろか、おたま団の姿さえ見ることもできないが、適当に休んで待っていてくれた。そこで今度はKVのステップのゴムが消えていることが判明。またまたやっさんが落し物捜索隊になって探しに行ってくれた。小さいものなのでまあ見つからないだろうと思っていたが、さすがはやっさん。バッチリ見つけてくれた。ミスッタ氏が強力両面テープを持っていて、それを使ってステップを固定していざ出発。
 さて、次は周回路の信濃沢林道の分岐で再び合流し、勾配のキツイこの支線に突撃。いやあ、これはホントに厳しかった。何せ2速でもなかなか登ってくれないので、1速で走る羽目になった。時速は10km/h! 路面も荒れているので、「もうどうでもいいや」と投げやりになっちゃいそうであったが、途中「ももも〜、プスン」となってエンジンストップ。「ガーン!ここでエンジン死亡でっか〜(ToT)」と思ったが、キックしたらすぐにかかったので、ホッとしたのもつかの間。10mも行かないうちにまた「ももも〜」。「うわ〜、これはマジやばいっすぅ」と泣きかけたが、念のため持っていた2stオイルをガスに混入させ、もう一度キックしたらまたかかった。今度はスロットルを開けないようにゆっくり走っていたら、もうエンストすることはなかった。きつい登りで1速フルスロットルではさすがに風が当たらず、鉄シリンダーには過酷だったのだろう。軽いダキツキを起こしていた訳だ。
 信濃沢林道は下りも勾配がキツイ。しかし、登りほど荒れてはいないので、バイクを押さえつける感じは少ない。ただ、タイトなコーナーがしばらく続くので、結局スピードには乗れる訳もない。後半は比較的コーナーの少ないフラットな路面になり、やっと緊張感が緩んだところで本線に出た。皆さん待っていてくれたので、ここは休まずすぐに左に折れて進むことにした。
 もう一度舗装区間があるが、その最後のところに牛舎があり、いかにも糞尿臭いところを過ぎるとまた長いダートが続く。ここはまたもや登りが続き、KVにはとても過酷な区間である。茂来林道では最後につながった一番標高の高いところに向かうのであるから、それまた仕方ないが、とりあえず峠の分岐のところまで皆さんに思いっ切り走ってもらい、またしてもやっさんに迷惑をかけつつ、30km/hで苦しみながら走ることに。
 峠の分岐は丁度良い休憩所である。ちょっと高く盛られた土砂の上にバイクを並べ、記念写真&昼食タイムになった。時間はまだ12時半頃。せっかくだから、ここで走行シーンをビデオ撮影することにして、まずはワテが走ったのが下の画像。ゆるい登りで思いっ切り回しているものの、せいぜい40km/h程度。後半の右コーナーでは案の定盛大にリアが滑って、「おーっとっとー」とさせてくれた。次はおたま団のバトル。ミスッタ氏もひろさんもやる気満々。確実にKVとは違うスピードで走って来たかと思ったら、左コーナーの最後にひろさんが
     ∧∧ 2ゲトズザーーーッ(´⌒(´
  ⊂(゜Д゜⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡= 
         ̄ ̄ 
を決めてくれた(笑。しかし、この人ら、やっぱおたまの仮面を被ったフクロウナギとでも言おうか(知らない人はネットで検索すべし)、牙むき出しでまた走り出して、同じようなスピードでコーナーに突っ込んで行った。
 次はいっつあんとやっさんがワテらもやりまっせと言う感じで、いかにも250らしいスピードで走っていた。ピラニア団もさすがにニーゴーは速いと言っていた。最後にA部さんを除く3ピラニア団がバトル。これまた速いのよねー。比較的滑りやすい路面であるが、思いっ切り寝かし込んでコーナーを走っている。100ccとは言え、確実にちょっと速い程度の腕前の250ライダーでは太刀打ちできないだろう。それにしても、タナカさんとM井さんはまだ走り足らないのか、横の急斜面を斜めに駆け上がり、落ちたらヤベ〜と言うところを走って楽しんでいる。A部さんによるといつもあんなことをしているらしいが、ホントにゲロゲーロ(死語)がお好きなんですなぁ。我が古バイクであんなところに入って行っては、命がいくつあっても足りない。くわばらくわばら。

 さて、楽しい撮影会はそんなもんにして、茂来林道を抜け切ることにしたが、ここからは下り一辺倒である。この時には最早もう片方のステップゴムが消え去っていたが、これはどこで消えたか分からず探しもしなかった。
 ちょっと走っていたら、意外にも数kmで舗装路に出てしまった。こちらは確実に舗装化が進んでいるようだ。そのまま下の県道に出て左折し、すぐにまた左折して東山林道に入る。この道も途中四方山方面に進む支線があり、それが直進のような感じで間違えやすい。案の定先行組は直進してしまったようで、道を知っているワテとやっさんは東山本線を進んでいたが、皆どこへ行ったのか見当たらない。で、しばらく待っていたら、変なところから先行組が出てきた。四方山方面に直進したものの、途中適当に折れて抜けてきたそうだ。ケモノ道でも走ってきたのだろうか? しかし、その後ろに付いていたはずのいっつあんが来ない。タナカさんが探しに行ったが、いないと言う。途中、新たに左に折れる道が出来ていたので、いっつあんも一人でどこかに迷い込んだかと思っていたら、しばらくしてやって来た。どうやら、四方山方面に直進したものの、誰もいないので下に戻って待っていたようだ。まあ、何はともあれ良かった良かった。
 東山林道を抜けてまた茂来本線に出て復路に入る。ここからは別ルートで帰る予定である。やる気満々のミスッタ氏が先に走ったが、折れるところを知らないだろうから、そのまま行ってしまいそうでちょっと心配。

これでもすべる寸前
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 下りだったので何とか彼が見えるところを頑張って走っていたが、やはり曲がるべきところで曲がらずにミスッタ氏は行ってしまった(笑。で、ホーンを鳴らしてみたが、ほとんど鳴らない。コリャダメだと思ったところ、タナカさんが猛ダッシュして知らせてくれた。
 この道は3km程下の方を走ってまた本線に戻る周回路で、なかなか走りやすい道である。あっという間に本線に出たが、またすぐに別ルートがあるので、今度はワテが先行して走り、例の糞尿臭い牛舎の入り口付近から入って行った。この入り口はとても林道の支線のようには見えず、牛舎の敷地内のような感じであるが、立派に抜けられる。ただし、その入り口付近はデロデロネッチョリな路面なので、「これはお牛さんのうんちくんが混じってるのだろうなー。間違いないっ!」と心に思いつつ、ゆっくり進んで藪っぽい狭路を抜けて分岐点に出た。ここを右折してまた本線に出て、しばらく舗装区間を走り、途中Y字路を右に登ればダートがまた始まるものの、ここは舗装路をそのまま左側を直進する感じで親沢地区に出た。親沢のT字路を右折し、しばらく進むとまた右側にダートがあって本線に出られる。ここに入ってみたら、意外にもあっさりと終了。以前よりも距離が短くなって1kmもなかった。
 本線に出たら後はそのままトランポを置いてある広場に向かってまっしぐら。この頃になるとワテは精も根も尽き果てて、「あ゛〜もういいやー。どうにでもなりやがれー」と言った感じでボーッと走っていた。もうすぐ終わりだと思っていたものの、意外とこれが長く、どのコーナーにも雨水を横に送るための溝が掘られていて、そこに入るたびにロデオ状態。さすがにここまで疲れた林道ツーリングは何年ぶりだろうか。
 やっとこさトランポのところに到着したのが午後3時半。全体で90数km、ダート区間だけでも75km程走った割りに早く到着したものである。結構途中で休んだり遊んだりしたのであるが、一体全体どうしてかな?? それにしても久しぶりに楽しいみんなと走れたのはとても良かった。かなり充実した一日であったが、ワテは充実し過ぎでもうKVでの林道はコリゴリ。トランポにKVを積み込みつつ、一人そんなことを考えていた。この後、ピラニア団は国道299号を抜けて秩父回りで帰宅。我々は海ノ口の踏み切り脇にあるレストランで食事を取りつつ、午後6時頃解散。最後の最後まで楽しいひと時であった。

二日後の茂来
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 皆との楽しいひと時は別として、どうもダートランをスカッと楽しめなかったワテは1日のKVで疲れ果てた体を休めて3日にKLXでリベンジしてやろうと思い、目覚まし時計を朝5時に合わせておいたが、電池が外れかかっていて蚊の鳴くような音しか出ずに、結局寝坊してしまった。その上5年間使ってきたデジカメが壊れて、どうしようと思っていたら完全に出発時間から外れまくってしまい、3日は買ってまだ走らせていないKLXを軽く港のコンテナ置き場で走らせて具合をチェックしてみた。ずっと使ってきたKLXよりもサスが硬い感じである。ちゅーか、これまで使ってきた方はかなり走ったので、サスがずいぶんやっこくなっているので、こちらの感触が普通なのだろう。それにしても、ここ数年車高の高いバイクに乗ってこなかったので、何やら随分と感触が異なるものだ。タイヤはこれまた使ったことがないピレリの万能型のEDタイヤ。実は個人的な偏見かもしれないが、ピレリは持ちが良い反面、ダートでのグリップはイマイチかと思っているので、この点でもちょっとヤな感じ。EDタイヤなどなかった頃は、KLXにダンロップK190と言うモロにキャラメルパターンのMXタイヤを履いてがんがん舗装路の峠道も走っていたのだから、はっきり言ってどうってことないのだが、EDタイヤが各社から出るようになって、D903というタイヤを使い始めたら、「こんなにダートだけでなく舗装路もグリップしてくれるのか〜!」と感激したものである。今ではそのD903でさえ風前の灯火で、EDタイヤと言うとやたらブロックが小さく間隔がやたら広い、いかにも舗装路ではまるでグリップしてくれなさそうなタイヤが主流である。また、ブロックも菱形だったりして、デザイン的にツインショックにはまるで合いそうもない。

 おっと、タイヤの話はともかく、結局3日はKLXをちょろりと走らせて、デジカメを新たに購入して準備万端。翌4日の朝6時に出発して、飽きもせず再び茂来林道に向かった。実は奥日光やいわき、もうちょっと近い甲府近辺も考えたが、やはりKVで楽しみ切れなかった茂来のダートをスカッと走りたかった訳である。
 別段渋滞もなくいつものトランポ置き場に到着したのは10時半。ダートでのタイヤのグリップ感を確かめるべく、ちょっと広場を周回してみるが、さすがにKV75とは目の位置が全く違うので、どうも違和感がタップシである。まあ、ちょっと走っていれば感触を取り戻せるだろうと考え、今回は志らや林道を無視して早速本線を進むことにした。
 ダートが始まってしばらくの間は、ピレリのグリップがイマイチ悪いような気がして、どうも思いっ切り回して倒し込めないが、これはFサスの硬い印象も影響しているものと思われる。フォークオイルの分量は適正なのか、後でチェックしてみないといけないかもしれない。また、セミエア式であるが、エア圧は0が基本なのでここも要チェックだろう。いずれにせよ、これまでずっと普通に乗ってきた腰高なバイクも、ここしばらくは旧車ばかり使っていたので、どうもその感触を忘れてしまったようである。とりあえずは無理せず、流して走ってみた。

コーナーの途中にあるミニ神社
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ヒロシです。買ったばかりのカメラ、落としたとです…
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 徐々にペースを上げつつ、コーナーでも多少寝かしこむようにして走り始めてみると、やはりタイヤはイマイチグリップが悪く、リアにちゃんとトルクをかけているにもかかわらず、時折フロントが流れ気味に滑ることがあった。これは夏までにED03/04あたりに交換しておいた方が良さそうである。もちろん、路面は砂利質で滑りがちなのは当然ではある。しかし、やはりKVとは比べものにならない位すっきりと走れる。
 このKLXはエンジンもオリジナルのままで、これまでずっと乗ってきた方は92年頃にKL250Cのバランサー付きに交換してしまったので、本来の激しい振動をまた味わうことが出来た。ただ、歯数は確認していないが、スプロケットがオリジナルでないためか、かなりローギアードである。オリジナルもかなりローギアな感じで、フルスロットルでも90km/hも出すとエンジンが空中分解するような激しい状態になったものだが、このスプロケットは更に低速寄りになっているような気がする。

 信濃沢林道ではさすがにタイトなコーナーが連続する上、下りでは勾配がキツイこともあって、すぐ滑りそうな感じがして薄気味悪かった。個人的に下りのコーナーは登りよりも好きだったが、それは以前から長いこと乗ってきたKLXの4サイクルエンジンの粘っこい感覚が身に付いて、自然に備わったイメージであった。別段フロントブレーキを思いっ切り使うまでもなく、エンジンブレーキで程よくスピードをダウンしてコーナーでアクセルを回しつつ回転をあまり下げることなく抜ける感じである。しかし、久しぶりに4stに乗ってみると、エンブレよりもフロントブレーキに頼りがちになっていた自分に気付き、一人で「あれれ? 何だかスピード落ち過ぎ〜」と思っていた。まあ、ビッグホーンやサイドワインダーにエンブレを求めても、それは無理な注文だから、フロントブレーキに頼るのは当たり前のことではある。
 信濃沢林道を抜けて本線に戻り、爽快に飛ばしていたら、あっという間に峠に到着。コンビニで買っておいたパンを食べようと思ったが、まだ腹が減っていないので一服して出口に向かうことにした。

爽快
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撒き砂利多し
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 峠からはほとんどが下りであるが、こちらは勾配が急ではないので走りやすい。しかし、舗装化が進んでいて、意外とあっさりと舗装区間に出てしまうようになったのは前述の通り。途中東山林道の分岐点の他に、見慣れない支線の入り口があって、「林道横屋沢線」と書かれた表示が立っていた。しかし、「まあどうせあっさり行き止ま林道なんだろうな」と思いつつ無視してそのまま進み、1日と同じく県道に出てからすぐに東山林道に入った。
 1日に東山林道で新たに左に折れる支線が出来ているのを確認したが、その地点に来てよく見たら、こちらにも「林道横屋沢線」の標識が出ている。どうやら先ほど見た道らしいが、去年の今頃は見当たらなかったので、「まさか完抜になってはいないよなぁ」と思う半面「ひょっとしたらもうつながっていて、あの分岐点に出られるのかも?」と思い、期待半分に入ってみることにした。道の雰囲気は東山林道と何ら変わらない。

 東山林道はまだしばらく登りが続くが、この道はちょっとすると下りになっている。路面は新しい道らしく、あまり轍を埋める撒き砂利は多くない。比較的グリップが良いが、木々に覆われていてさほど見晴らしが良くないので、コーナーはブラインドが多くなる。
 3kmも走ったら、意外にも早く茂来本線に出てしまった(右の写真)。ここにはとりあえずチェーンゲートがあるが、厳しく入山を禁止してはいないのか、脇から何の苦もなく抜けられる。しかし、ダート区間が短くちょっと物足りなかったので、ここは引き返して東山林道を抜けることにした。それにしても、多くの林道がどんどん閉鎖される中、茂来林道はまるで生き物のように色々な支線が延びている。本当に面白い道である。ただし、じわじわと本線が舗装化されているのもまた事実で、この点ちょっと心配な面もなくはない。まあ、民家も多いので仕方のないことであるが。

新たに抜けられる支線発見!
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復路なんだけど、まだ2時前
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 さて、東山林道を抜けて本線に出て、再び本線の峠付近に着いたのが午後1時半頃。さすがにこの時点ではKLXの感触をとっくに思い出していたので、何の心配もなく走っていたのであるが、どうもタイヤだけは違和感が残ったままである。チェーンもかなり緩んできていてジャラジャラとかなりうるさい。それに振動のためか、アンダーガードの右後ろ(キック側)の留め金とガードのアルミ板の間隔が開いていて、本来フレームをぴったりと挟むはずがゆるゆるになっている。このため、ここからも振動のたびにビリビリと音がして異音のオンパレードと言った感じである。それでも排気音はピラニア団のXR100より小さい。
 話は前後するが、この休み中に茂来林道に来たオフロードバイクはそれなりにいたようで、1日も3〜4組見かけたが、この日も往路で2人組とすれ違い、復路でもソロで走っている人が2人いた。往路の2人はブラインドコーナーを飛ばし気味に走っていて、こちらは手を挙げていたが、後ろを走っていた人は突然こちらの姿が目に入って驚いたのか、ちょっとヨタっとしていた。ブラインドでは左側をベタで走らないとね。

 復路はやはりコースを変えて最初の支線を入った。しかし、例の牛舎の脇から入る「うんちくん支線」は今回はパス。それよりもその他の道はどうなっているのか気になったので、一度親沢地区からまた舗装路を小海線方面に向かい、途中の支線を入ってみることにした。1日に入ったところとは別の入り口を登ってみたが、最初の支線は畑で終了。すぐ上を見ると本線らしき道が見えるので、他の入り口からなら行けるはずだと思い、もう一つ先の入り口から入ってみたが、これは思った通りしっかり本線に出られた。本線に出てしばらくダートを走り、市沢の舗装区間でまた下に下りつつどこか新たな支線を探そうと思ったが、途中「林道蟻城線」という標識が目に入った。「これは入ってみなければ!」と思った矢先、なーんとエンジンが「ズボボ…」。ガス欠のようだ。茂来往復約90km強だから、リッター20km近く走るKLXなら5リッターで充分と思ったのが失敗を招いた。

なんかちっとも疲れないんですが
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ここも眺めが良かったなぁ
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 「ここからバイク押しはキツ過ぎでっせ〜(ToT)」と思っていたが、ちょっと見晴らしの良いところだったのでじっくり見てみると、向こうに国道があって、どうも旧日石のような赤い色のGSらしきものが。しかも、ここはまだ山の中腹付近なので、「惰性で下りられるぞ! ヤッター!」と思いつつ音もなくバイクにまたがったまま道を下りて行った。下でちょっと押して歩いたものの、ほとんど苦労することなくGSで給油。そして、先ほど確認した蟻城林道を確認してこようと思い、旧299号線の入り口である歩道橋のある交差点から入って行ったが、ここはちょっと複雑で分かりづらい。やっと蟻城林道を見付けて入ってみたが、しばらくは舗装路が続き「面白くね〜」と思った矢先、テレビ局のアンテナが立ったところに出た。
 ここから向こう側がダートである(上の写真)。距離は3km程度のフラットダートであったが、抜けたところがまたびっくり。何と以前は下に抜けられなかった「林道鍛冶の入線」だった。
 結局茂来林道支線である鍛冶の入林道を走って本線に抜けることが出来たが、かつてこの道はY字型になっていて上の二つの出口が茂来本線とつながっていて、下の一つの道は行き止まりであった。これが蟻城林道としてつながっていた訳である。気になったのでもう一方の分岐を改めてチェックしてみたが、こちらの道は舗装されてしまった。また、穴原林道も入り口を確認しただけだが舗装されていた。このあたりは
マップをどうぞ。
 さて、茂来リベンジが終了したのは午後2時半。バイクをトランポに積んだのが3時。結構休みながら走り、たくさん写真も撮った割りに結局合計4時間で終了。でも、今回は体の疲れもなくすっきり爽快に楽しめた。やはり仲間と一緒に走る方が楽しいことはもちろんだが、自由気ままに走るのもまたそれはそれで面白いもの。林道はやめられないねぇ。

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