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 95年9月2・3日、お得意の国道20号線沿いの南アルプス方面林道の数々を走ることにした。今回の参加メンバーは、F田氏・M口さん・ワテに加えて、マッハクラブで頑張るN田くんの計4人である。早朝に出発してまずは完全舗装済の入笠山林道を登り、黒河内林道の入口のゲートを開けたのが9時頃。天気は最高で、この二日間は素晴らしいツーリングになることを予感させてくれる。
 黒河内林道はこれといって面白味のある林道ではなくなってしまったが、それでもこの15kmのダートは腕ならしにはもってこいの道である。平坦でコーナーもきつくなく、道も荒れていないので、初心者にも安心して走れる林道である。
 一気に黒河内林道を抜けて美和湖の南に出た我々は、そこからすぐに始まる女沢峠への道に入る。入口からダートなので、約10kmの全てを楽しく走ることができた。ただ、後日購入した「ツーリングマップル」には、ここのダート区間がえらく短くなっていたので、何かもの悲しい気分になったものである(舗装が進んで6q程度になったが、2004年現在は新たに支線もできたので、なかなか楽しめる)。
 県道を南下して折草峠に向かい、中道陣馬形山林道に入る。ここは相変わらずの様相を呈しており、舗装化はまだ大丈夫だろう。右の写真はこの林道では数少ない視界の開けた場所での記念撮影。バックが霞んでいるのがちょっと残念。

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 中道陣馬形山林道を下り、陣馬形山幹線林道に入ると、その走りやすさに俄然M口さんが燃えだした! タイトコーナーもあれば大きなコーナーもあり、道はほどよく整備されていてグリップも良好。走り屋の血が騒ぐのだろう。
 その他の人達も、思い思いのペースでこの林道を満喫しているが、ただちょっと心配だったのは、新しいアスファルトの路面がちらほら見え出していること。ここも早い内に舗装化か…。
 楽しそうに走るM口さん。小柄な体格であるが、比較的大柄なDR250をものともせずに走っている。彼にKDX220あたりを与えたら、どこに行ってしまうか分からない(^^)。
 それにしてもこの道は雰囲気のいい道である。まるでものすごく標高の高い所にでも来たような錯覚を抱く所もあるかと思えば、のんびりとした穏やかな感じの所もあり、色々な印象を味わえる道である。

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 あっという間に陣馬形山を抜けた我々は、駒ヶ根市内で食事を取った後に高遠を目指す。目的地はもう病みつきになった町道高嶺線である。ここでも皆楽しそうに走っているが、先ほどのように飛ばしまくってはいない。気楽にダートランを堪能しているようだ。N田くんもTYでよく走るものである。
 芝平峠に出て金沢林道を下り、国道20号線に戻った我々は、茅野市内の民宿に泊まることにした。ちょっと古びた所ではあったが、格安でこの辺りの林道を走るにはもってこいの旅館である。
 翌日の8時頃、旅館を後にした我々は、国道を甲府方面に向かい、最初の目的地である雨乞尾白川林道を目指す。ここは先日来た時にほとんど舗装されていたのは知っていたが、そこから枝分かれしている道に興味を持っていたからである。塩野沢温泉から林道に入り、アスファルトの道を走っていると、内山林道との分岐に出た。それを右折してダートを楽しんでいると写真のT字路に出た。ワダチ沿いに左折して釜無山林道を走っていると、どんどん標高が高くなっていく。ガスっていることもあいまって、実に神秘的な感じであった。

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 釜無山林道は行き止まりであり、それを往復して先ほどの分岐を直進し、大武川方面に下ってみることにした。道の雰囲気は鬱蒼としており、先ほどまでとは随分違う。しかし、無事抜けられることを知って喜んでいるのもつかの間、すぐに次の林道を目指してもとの道に戻った。そして雨乞尾白川林道を抜けきらずに右折して鳥原の裏のダートを通り、尾白川林道に入る。両方ともダートは5q以下であるが、国道に出ることなく甲斐駒ケ岳の横を走ることができる。この写真は尾白川林道でのもの。この先は駐車場のような広場になって行き止まりであるが、滝がすぐ近くに見られる。
 一旦国道に出て昼食をとった我々は、次に精進ヶ滝〜御座石林道を走る。しかし、あんなに長かった林道なのに、いつまでたってもダートが現れない。こんなにも舗装化が進んでいるのかと思ったら、寂しくなってしまった。御座石林道の方は荒れたままの下りが続いていた。
 小武川林道に出ると、まず上流のドンドコ沢方面に向かう。途中、M口さんがサスセッティングをし始めた。そこでしばらく休憩してから行き止まりまで走り、今度は逆に入口まで走ることにした。さらにまた戻って鈴蘭林道との分岐に向かう途中、N田くんが消えてしまう。どうももう時間がなかったようだ。

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 懲りない三人は、鈴蘭林道さえも往復し、今度は小字沢林道を抜けることにした。この道は鈴蘭林道のような土の穏やかな道ではなく、ゴツ石のごろごろとしたハードルートである。ただし、これを抜けた先の甘利山林道はもはや舗装されており、名前も甘利山公園線と変わっていた。この写真は小字沢林道を抜けて甘利山の公園に出た所で撮ったもの。
 甘利山を下ってしばらくして、新たに開通した御庵沢小武川林道との交差点に出る。ここは当然新しい道を走ることにして右折する。
 この道はいかにも自ら「近年できました」と訴えているような、整備された走りやすい道である。もう、時間的には夕暮れ時であるが、路面の土の色に夕日の赤い色が重なっているような、とても赤々とした印象を今でも持っている。後日走った時には白い砂利の印象が強く、不思議な感じがしたものである。それはともかく、ここもかなりのダートランを楽しめる、安全な林道である。
 ようやく全林道を走り終えたが、後日ダート距離を計算してみたら、180qにも及んだ。二日でこれだけ走れるのだから、南アルプスもまだ捨てたもんではないだろう。

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