ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
林道ツーリング15〜佐久方面

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 98年5月5日、私とアオキは二人だけで佐久方面の日帰りツーリングに出かけた。何しろゴールデンウィーク中である。道が渋滞するのは必至なので、まだ暗い早朝の5時半に横浜を出発した。
 何の問題もなく小海に到着したのは8時頃。走るつもりはないものの、ちょっと南八ヶ岳林道の入口を確認してから茨沢林道の入口にトランポを置き、冷たい風の中いよいよダートランを始めた。
 この道は若干玉砂利気味の道で段差も多く走りづらかったが、コーナーの少ないハイスピード林道であった。
 8kmの茨沢林道を出た我々は、次に西山林道をを目指して入口を探す。実はこの道は初めての道で、以前からその存在は知っていたのだが来られないままだったので、今回こそは充分に楽しもうと思っていた。
 少々入口探しに手間取ったが、何とか探し当てて走ってみると、何やら異臭がする。養豚場の横でも走っているみたいだ。それに標高があまり高くないのか、妙にぽかぽかするところでもあった。既に半分ほど舗装されており、これといって面白味のない道であったのは残念だった。

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 その後、ちょっと物足りなさを感じた我々は、大河原林道の方に左折して、その辺りの道をくまなく走ってみることにした。
 大河原林道はほとんど舗装されているが、その支線はダートで、南側を走る道とつながっていた。また、途中大曲林道という5km弱の道とも分岐していて、こちらも北側にある畳石林道とつながっていた。これらを使ってぐるりと一周した我々は、次に蓼科仙境都市とかいう別荘地に入り、そこにあったナゾの廃道にアタックした。左の写真はその最終地点でのもの。うにゃうにゃの土と深い落ち葉や倒木、大きな石と、なんでもありの道であった。
 ちょっと大河原峠で道を間違えた我々は、南に出る予定が北に向かってしまい、出たのが望月町で、かなり遠回りをしてから再び佐久方面に戻り、茂来林道を走った。この道は結構長く、支線を加えると軽く30kmに及ぶ貴重な林道である。しかし、本来農村の生活道をつなぎ合わせたものなので、所々舗装されていた。また、終点付近は未だに完成されておらず、途中から支線を使って山を降りることになる。ただし、最新情報ではようやく北相木側とつながったようだ。右の写真は入口付近から延びる支線の茂来山林道でのもの。約2kmのピストン林道だが、途中ゲートがある。最後まで行っても別に何かある訳でもなかった。

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 本線はフラットで走りやすいので、調子に乗ってハイスピードで走っていると、突然倒木があったりしてちょっと危険である。対向車はなかったが、今やそこそこ知れ渡った道なので、ブラインドコーナーは気をつけて走らないといけないだろう。
 さて、しばらく進んでいると、不思議な四差路に出るが、左側の二本の道はぐるりと回ってつながっている。直進が本線である。ここは当然一周できる方の信濃沢林道を走ることにした。この道は約10kmであるが、支線を往復するともっと楽しめる。木々の鬱蒼とした中を通る、しんとした印象の道である。
 信濃沢林道を一周して本線に戻った我々は、最終地点でしばらくトライアルごっこをして遊んでいた。この辺りは視界が開けてとても気持ちよい。全体に茂来林道は標高が低いので、ちょっと爽快感は望めないが、ここは悪くない。作業用に盛られた土なのか、ちょっとした土の丘のようなものがあったので、ここを昇り降りして遊んでいると、日が少し陰りだした。そろそろ戻らないと日が暮れてしまうので、少し戻った所から支線を降りて親沢の集落に出て、小海から茨沢方面に向かうことにした。

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 左の写真はトライアルごっこにうち興じるアオキである。よほど面白かったのか、さんざん昇り降りしているうちに、ついにはコケてしまった(しょーもないことです^^)。それでもトライアル車が実力を発揮できるのはこういう所くらいしかないんで、仕方ないだろう。相方が骨董車では、キツイアタックはまず無理。まあ、気分がすっきりするまでタップリと遊んでください、という感じで私はじっと見守っていた(笑)。
 全て終了してバイクをトランポに積んだ状態。車はマツダのプロシードである。1ナンバーなので高速料金がちょっと高く付くのが欠点だが、一応四人乗りの上、荷台が広いのが長所である。何とか三台は載せられるので、三人までならこの車一台でまかなえる。もう、10万kmも走ったが、結構タフな車で壊れたのはプラグコードくらいで、単なる経年劣化によるもののみである。
 さて、茂来林道の面白さに興味を持った私は、この後すぐにまたこの道を詳細に調査すべく、単独でじっくりと走ったのであった(レポートはお待ちあれ)。

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