ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
ヤマハトレールのページ

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ヤマハトレールDT-1

 横浜市内にお住まいの、ジェフリーさんが長年乗り続けていらっしゃるDT-1です。きれいですね〜!最近思うところあってフルレストアなさってここまで仕上げたそうですが、見事なものです。とはいえ、やはりジェフリーさんはこのバイクを新車の時から乗っていらっしゃるそうで、このバイクに対する思い入れたるやすごいものがあるのでしょうね。僕もKLXをずっと乗ってきましたが、もう絶対手放せないものになってしまいました。ジェフリーさんの場合、僕よりさらに長いことこのバイクと付き合ってきた訳ですから、その思いの強さは想像に難くないです。
 DT-1はパワー自体は18.5psと今からするとひ弱な先入観がありますが、高回転での出力ではなく、中低速が強いので、普通に走っている限りパワー不足はさほど感じないでしょう。
 それにしてもヤマハは見事なトレール車を開発したもんです。

ヤマハトレールDT-1

 こちらは北海道のなまらさんから頂いたお友達の写真です。このDT-1もきれいですねえ〜!なにやら地元の旧車ミーティング(?)でのワンショットのようですが、後ろに写っている人のにぎった手が北海道を感じさせます(^^)。寒いのでしょうね。上のジェフリーさんのDTと比べて見ますと、シートやフォークのダストシールなどに違いが見られますね。フォークそのものが違うのかな? ひょっとすると2型か、DT-1FまたはDT250のものでしょうか。それにしてもカッコいい…。

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ヤマハトレールRT-1

 これはカワサキのページにある、バイソンのオーナーのコムさん兄の愛車です。レストアものではありますが、新車よりもきれいに見えます。エンジンはさすがに360ccで、その排気音もDT-1とは打って変わって激しい印象です。車体はDTと同じでかなりコンパクト。ライバルのビッグホーンに比べると相当細身の印象です。ただし、不正爆発がスゴイのはビッグホーンと変わりません。エンジンは6000回転も回すと頭打ちが来てしまうようで、さほど高速は伸びないみたいです。といっても、こうしたバイクに高速を求めるのがナンセンスではありますが…。

ヤマハトレールDT-1

 尼崎市の黒田さんの愛車のDT-1Fです。このバイクは70年型で、初期のDT-1と異なり、スピードメーターとタコメーターが同じ大きさになりました。Rショックもスプリングを二段にして足回りを向上させていますが、エンジンもバルブポートの変更により20.5psに向上したそうです。直後によりパワーアップしたリードバルブ付きのDT250がデビューしますが、デザインは大幅に変更されます。ですから、このバイクは美しいデザインを持つ最後のDTであると言えるでしょうね。

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ヤマハミニJT60

 四国で楽しいバイクライフを満喫される、BBSでもおなじみのgenさんの可愛い愛車です。72年のモデルで、まだMR50とエンジンが共通ではなく、ロータリーバルブエンジンを搭載していました。面白いことに同年にFX/MR系エンジンのミニトレGT50が発売されました。しかし、このバイクはDT-1の流れを汲むタンクデザインで、とてもオシャレな印象です。弟分にFT50というモデルも売られていました。実はこのバイクの外装はFTのものだそうです。
4.5ps/7500rpm 0.5kgm/5500rpm

ヤマハDT250

 この73年型のDT250はYMPメンバーで長野にお住まいのひろさんの愛車です。各社から畳み掛けるように出される250トレールに対向して、DT-1Fを大幅に見直してヤマハが世に送り出した高性能モデルです。ホイールベースを広げて直進安定性を向上させ、エンジンもパワーアップしていますが、不思議とFホイールは19インチのままでした。また、キックペダルの位置も不評だった旧型のものがそのまま使われています。今となってはかえってそれが味だったりして。それはともかく、このバイクもよく仕上がっていますね。ひろさんはこれに乗せると速いんですよ〜。 23ps/7000rpm 2.45kgm/6000rpm 119kg

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ヤマハDT360

 川崎市にお住まいの澁澤さんのDT360。なぜかYZのフレームだそうですが、多分アメリカから逆輸入した際、向うでMXで使われていたボディに外装品を付けたものだからでしょう。それにしても、その割に何から何まできれいに付いていて、ちょっとそれとは分からない程ですね。このバイクは74年に発売され、それまでのヤマハの特徴であった、排気量毎に形式名の頭文字を変えることをしなくなり、トレールはDTで固定されるようになった最初の年でした。30ps/6000rpm 3.6kgm/5500rpm 137kgというスペックが残っています。

ヤマハトライアルTY175

 76年デビューの、125のボアアップバージョン。さすがに125では非力だったエンジンをトルクアップして、125のままの軽い車体を維持した、とても扱い易いトライアル車です。最高出力は7.5ps/6500rpmから、10.7ps/6000rpmになっています。タンクのグラフィックデザインが当時のヤマハのファクトリーマシンと同じもので、とてもすっきりしています。

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ヤマハDT250M

 77年、市販車としては初のモノショックを装備した先進的なトレール車で、そのデザインもまたそれまでのオンロード車とあまり変わらないものから脱却しつつありました。このバイクはらいおんさんの思い出の一台です。パワーこそ以前のトレールより下がって21ps/6000rpmになりましたが、必要にして充分な中速域を持っていました。ウィンカーもフレキシブルになって、転倒した際のことが考慮されるようになりました。それにしても僕にとっても懐かしいバイクです。また乗ってみたいバイクですね。

ヤマハTT500

 76年、国内のトレール初の4stビッグシングルモデル、ヤマハエンデューロXT500が発売され、その輸出バージョンがこのTT500です。TTの名から分かるように、XTとは異なった完全なコンペテ仕様でした。こちらのとてもきれいな78年型は栃木のDATEさんの愛車で、数年前に入手してからこれで野山を駆け回っているそうです。XTや76年型TTの重々しいダウンマフラーと異なり、後の4stトレールの常套手段となる右出しアップマフラーを備えており、車重は123kgと大幅に軽量化されています。やはりXTのままではキツかったのでしょうね。81年まで販売され、79年のモデルからは角断面スイングアームにオフセットされたFフォーク、33psのエンジンが備えられていました。
32/6000rpm 4.1kgm/5500rpm

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ヤマハエンデューロXT500

 こちらは東京にお住まいのプーおやじさんの79年型輸出仕様のXT500Fです。上記DATEさんとはご友人だそうですが、XT&TT500で一緒に走っていたら、そりゃもう壮観でしょうね。「XT500は、これで3台めです。色んなバイクに乗ってきましたが、これほど私の感性に会うものはなく、高速とガレ場以外は、いつもワクワク楽しいです。」いやあ、3台目とはビックリ。心底XTがお好きなんですね。ちなみにガソリンタンクは76年式のTT500用アルミタンクに、FフェンダーはYZ用に交換してあるそうです。Rショックはホワイトパワー製で、DATEさんのものと同じものかな。それにしても国内向けのダウンマフラーもそれなりに味があっていいのですが、アップマフラーの方がやはりダート向きですね。

ヤマハDT125M

 これは79年頃売られていたもので、いち早くモノショックを採り入れたヤマハの売れっ子モデルでした。私が乗せてもらった時の印象として、サスがとても柔らかい点が強く残っています。ストロークは70年代半ばまでのものに比べると伸びてはいるものの、まだ役不足。パワーも当時は250クラスとでははっきりした違いがあり、正に「原付」という感じでしたが、不思議に良く伸びるエンジンでもありましたね。
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ヤマハDT125M

 こちらは愛知県在住のランピーさん所有のDT125Mです。ランピーさんはボロボロの車体を以前に購入し、少しずつ直しながら磨いて仕上げているそうです。かなり雰囲気はオリジナルに近いですね。フロントフェンダーは後のものでしょうが、シートは輸出用のもののようです。
 線が細いながらも実に良く上まで回るエンジンでしたが、当時のヤマハの小型車はスズキとは違った味付けがされていましたね。14ps/7500rpm 1.4kg-m/7000rpm 車重104kg

ヤマハDT250M

 TLMの向こうにあるのは豊田市のターボさんの愛車で、未だに美しい姿を見せるDTです。よく見るとゴールドのリムが装着されていて、とてもオシャレな印象です。ヘルメットも黄と黒の当時のUSAヤマハのカラーに統一していて、実にいい感じです。このバイクが発売された頃は、XL250Sが登場するちょっと前で、まだ第二次トレールブームの来る前でしたが、それを予感させる斬新なスタイルでしたね。
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ヤマハXT250

 ホンダXL250S・カワサキKL250に続いて80年にデビューした本格的4st250ccトレール車。それまでのヤマハには、初のモノクロスサスを搭載したトレール車であるDT250の最終型がありましたが、既にロングストローク化しつつあった各社の新型トレール車からすると、もはや時代遅れの感もありました。そこでヤマハが出した回答がこのバイクで、4stトレールにしては軽快な印象のバイクです。これはかつて会社の同僚が乗っていたものですが、発売から十年以上経った当時でも充分な走りを見せてくれた、見た目よりもタフなバイクでした。

ヤマハXT250

 こちらは和歌山のサタケJrさんのXT250です。なかなかアジのあるエンデューロマシンに仕上がっていますね。特にブラスト処理されたフロントフォークのボトムケースがいい感じです。
 XTは当時の4stトレール車の中では比較的小柄で身軽な印象のバイクでした。サスストロークはどのメーカーも似たり寄ったりでしたが、やはりいち早くモノショックを採り入れたヤマハだけあって、とてもスムーズな挙動を実感できましたね。後ろに写っているトランポのミラ・ウォークスルーバンもとってもチャーミングでいいですね〜!

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ヤマハIT175

 広島の森本さんの所有する愛車で、丸いゼッケンプレート兼サイドカバーが付いていることからすると、多分81年型であると思われます。この頃の輸出専用エンデューロバイクは非常にモトクロッサーに近いものが各社から出ていて、高価ではありましたが、多くのトレールファンが胸をときめかせたものです。こうしたバイクはえてして使い古されてボロボロになって消え去るのが関の山なのですが、森本さんはこのバイクを大切にされてきたのでしょう。とてもきれいな状態ですね。

ヤマハIT250

 こちらも森本さんのIT250ですが、これは82年型のIT250です。まだリンクサスにはなっていませんが、個人的にはこのシンプルなモノクロスサスがヤマハらしくて好きですね。最高出力は37ps/7500rpmですから、現代のトレール車とさほど変わらないスペックですが、当時はこのパワーがとんでもないものに思えたものですから、時代とともに人の感覚も大きく変わってしまうものですね。ま、このブレーキではやはりキツいパワーであることは間違いないですね。

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ヤマハXT600Zテネレ

 Raiderさん所有の83年型のXT600Zテネレです。何でもこのバイクは当時国内では300台の限定で、当時としては珍しいディスクブレーキにステンメッシュホース、オイルクーラー等が標準装備なのだそうです。「軽快な乗り味なのですが、タンクが30Lなので満タン時にはドッシリと操縦性が変わります」とのこと。ラリーレイド車には乗ったことないですが、何となく分かる気がします。Raiderさんは色々乗ってきて、「自分にはちょっと古いトレール車でツーリングが一番楽しいという結論になりました」そうで、同世代の我々にはこれまた良く分かる気がします(笑
40PS/6500rpm 4.7kg-m/5500rpm 138kg

ヤマハTY250スコティシュ

 1984年デビューのヤマハ第二世代のトライアルバイクで、上記DTと同様黒田さんの愛車です。ヤマハは79年でそれまでのTY250の国内販売を中止しており、しばらくの間はホンダRSCで販売されていたTL200R系のものしか日本製のトライアル車がありませんでしたが、84年にこのバイクが満を持して登場し、再びホンダ・ヤマハの双璧ができあがる訳です。70年代のトライアル車にキットパーツを装着したようなデザインがいいですね。しかし、しっかりとリンク式のモノクロスサスになっているところがニクイところ。パワーは14ps/4500rpmで車重も90kgと、より一層トライアル志向が強くなりました。

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ヤマハIT200

 84〜5年頃のモデル。初めフラットバルブキャブが付けられていましたが、燃費が悪いのでノーマルに戻したら、かなりパワーダウンしたようです。とはいえ、それでもかなりの力を見せてくれ、加速感は文句なしでした。車体も実に軽快で、扱いやすいタイプのバイクでありました。足回りは当然調節できるが、全体としてかなりソフトなイメージが残っています。今後こうした空冷の2stモデルは二度と現れないでしょうね。
27.1ps/7500rpm 2.6kgm/7000rpm

ヤマハIT200

 こちらも上記広島の森本さん所有の86年型IT200です。84年にIT175から200に排気量アップし、このモデルからフロントにディスクブレーキが付くようになりました。当時エンデューロではカワサキKDX200が猛威をふるっていて、それに対抗するかのように排気量アップしてきましたが、KDXと異なり国内では売られなかったため、あまり乗っている人を見かけませんでした。それにしてもこの頃のエンデューロモデルは精悍でしたね。

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ヤマハDT125R

 横浜市のfreewheelさんのDTです。freewheelさんはこれまで非常にたくさんのバイクを所有されてきて、オン/オフを問わず、様々なバイクを楽しんできたツワモノです。実際、好きが高じてかつて有名某ショップで働いていたこともあるくらいです。
 このDTは88年型で、それまでの古臭いデザインを一新して、クランクケースリードバルブエンジンにフラットバルブキャブを装備して現れたヤマハの意欲作です。足回りも一新され、全く現在のトレール車と比較しても遜色のない出来栄えですね。
22ps/9000rpm 1.9kgm/7500rpm 車重105kg

ヤマハXT200

 これもfreewheelさんの愛車で、84年型のXT200です。82年に登場した時にはライトカウルのない丸型ヘッドライトが付いていましたが、このモデルからDT風にマイナーチェンジされました。とはいえ、ヤマハはセローを翌年に発売しますので、このモデルは比較的短命なものになりました。
 乗り味は非常にマイルドで柔らかく、それこそパワーを使い切って乗る楽しさがありましたが、やはりどうしても初心者向きといった感はぬぐえず、今一歩面白味に欠けると思われがちでしたね。林道をトコトコ走るにはもってこいのバイクなんですがね。
18ps/8500rpm 1.6kgm/7500rpm 車重106kg

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ヤマハDT200WR

 こちらは一つ目WRさんのDT200WRです。フロントに大きな丸目ヘッドライトを装着すると、イメージが非常に荒々しく感じられますね。HNもこれからきているのは言うまでもありません。
 それにしても本当に迫力満点です。ちょっと見た雰囲気は、バハか何かのハイスピードデザートラリーに出てくるKX500にも相通じるものがありますね。これがあのほっそりした印象のDT200かと思えてしまいます。実際は最新のランツァやKDX220などと異なり、低中速は細いバイクなのですが、一度高回転域に乗ると見事な力を発揮してくれます。

ヤマハTW200

 こちらはYA-HEY! JAPANのやへーさんの愛車です。精悍なTWですね。このところのTWというと、ついつい我々ダート人間からすると「アンチャン」を連想してしまいますが、さすがはやへーさん。TWが本来あるべき姿に戻したようなバイクに仕上がっていますね。まるでヤマハのオリジナルであるかのようです。いや、オリジナルよりも本格的ですね。フロントのアップフェンダーが効いていますが、TWはタイヤが太いから、そんじょそこらのフェンダーでは代用できないのがつらいところだったはず。さすがにここまで黒くて太いと迫力がありますね〜!

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ヤマハTT-R125

 皆さん、TT-Rに125があるなんてご存知でしたか? 125と言えば、最近ではKDXかTS-Rでとどめを刺すといった感覚がありましたが、ヤマハも黙ってはいなかったんですね。ただし、4stなので、パワーそのものはあまり期待できませんが。このチャーミングなバイクはこちらと相互リンクして頂いている「Deeeeep!」のはらださんの愛車です。現在はこれが林道専用になっているそうですが、かなり小柄で乗りやすいとのことです。ダートで一旦スピードに乗ると、その足回りの優秀さから、かなりの実力を発揮しそうですねえ。乗ってみたい!

ヤマハWR250F

 これまたはらださんのモーレツエンデューロバイクです。何と4st単気筒でありながら、DOHC5バルブ38.2ps/10500rpmの力を持っているそうです。車重もたったの102kg。シート高は恐怖の998mm! それでいてXRなどよりもカチンコサスだそうで、普段の街乗りには往生しそうです。
 皆さんどうですか、このシートの平べったさ。国内向けのバイクでは絶対ありえない真っ直ぐぶりじゃないですか。しかも薄いので、あんこ抜きをしたらフレームに座ることになりそうです。それにしても精悍なバイクだなあ…。ダートで寝かし込んだらおっかなさそう(^^)。

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ヤマハTDM850

 XTZ750スーパーテネレをオンロード寄りにしたニュージャンルのマルチパーパスモデルで、96年にフルモデルチェンジを受けてこの形になりました。ヤマハでのルーツは88年のTDR250ですが、その頃のものよりオンロード志向がかなり強くなっています。このバイクは上記2車と同じくはらださんの愛車のドロロン2号ですが、77psで201kgもあるこの車体を林道に持ち込む勇気のある人は一体何人いるでしょうか(^^)!
 ヤマハトレールのページもツインショック画像を募集! AT-1やRT-1、後のDTシリーズ(DT400)やXT500などの写真をお持ちの方、是非ともこの場で紹介させて下さい! その他のモデルでもOK! メールでお送り頂ければ有り難いです。でも、HPサーバー容量の関係から、ご紹介させて頂くモデルは初期のモノショックのものまで(81年頃)にさせて下さい。また、お送り頂ける際には、そちらでJPEG画像をあらかじめ500KB以下ないし横1280ピクセル以下に縮小したものをメールに添付して下さいね。時折巨大なメールが来て取りこみ切れないことがありますので、この点だけは宜しくお願い申し上げます。

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