ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
カワサキトレールファンの部屋

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カワサキAE50

 カワサキ50ccが長い眠りから覚めて、AR50とともに81年に登場したモデル。国内向けの一般市販車としては初のユニトラックサスを装着していました。これは九州のガンマさん所有のきれいなバイクで、81年当時は不思議に感じたそのデザインも今こうして見ると新鮮な印象を受けるのはなぜでしょう。7.2ps/9000rpm、0.61kgm/7500rpmのパワーを持ち、50ccトレールとしてはピカイチの力と足回りを持った優れた車体を持ちましたが、やはりデザインのおかげでARとは異なりあまり売れませんでしたね。う〜ん、欲しい…。詳しくはこちらでじっくり見て下さいね(以下同じ)!

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カワサキKMX125

 86年デビューのバリバリ林道レーサー。このバイクもガンマさんの愛車ですが、ホントに楽しいバイクをたくさんお持ちですね。このグラフィックは87年の200ものですが、シートのKMXのロゴは125のもので、結果としてKawasakiのロゴがなくなっちゃいましたが、それでも一発でカワサキ車であると分かります(当然ですが)。ところでこのバイクは実にキビキビと走りました。現在の125ccバイクでも林道でこれを上回るものはなかなかないでしょう。22ps/9500rpm、1.7kgm/9000rpmで、乾燥96kgの重量です。33psの200に至ってはトレールボスにビッグホーンのエンジンを積んでいるようなものです。

カワサキKMX200

 こちらもKMXですが、雪ぼうずさんの所有する200ccモデルです。何でも元女性が所有した車体で、上の方がちっとも回らない癖が付いているのだそうですが、本来のKMXはかなり元気の良いエンジンでしたね。車体が小さく軽いこともあって、当時のEDレースなどでも結構使われていましたが、やはり2stは持ち主のアクセルの空けっぷりがそのエンジンに影響を与えるものなんですかね。本来のパワーは33ps/8500rpm、2.8kgm/8000rpmもあって、車重は99kgですから、遅いはずがありません。ただ、17インチのRホイールがネックでしたね。この87年頃になると、各社とも18インチを入れていただけに、2年目からの売れ行きは今一歩で、レースでも当初ED専用として出たKDX200Rを皆が使うようになりましたね。
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カワサキKE100

 これもガンマさんの愛車で、69年デビューのG4TRトレールボスから延々と続く100ccエンジンを持つ息の長いモデルです。タンクデカールこそ今時のものですが、車体のデザインはどう見ても70年代末・80年代初頭風です(^^)。ただ、この形で登場したのは随分遅く、80年代半ば以降のようです。パワーは70年代半ばのG4〜KE・KV100と同じく10ps/7000rpm、1kgm/6500rpmで、トレールボスよりは0.5ps下げられています。つい最近まで輸入(海外生産だと思われます)されていた、時代と逆行する不思議なモデルです(それがたまらない魅力!)。

カワサキKDX125SR

 91年頃のモデルであるものの、つい最近まで現行機種であった点がすごいですね。とはいえ、2st規制のため、ついに絶版になってしまったのは残念です。このバイクが登場した時はビックリしました。125ccでここまでやるかと思ったものです。排気量は小さいのですが、低速からしっかりとしたパワーを持ち、足回りもしなやかでストロークもあり、本当に至れり尽せりのバイクでした。高速道路を走れないのが唯一の欠点と言えるでしょう。
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カワサキKLX250SR

 これは93年型のKLX-SRで、かつて友人の仲間が乗っていたバイクです。実際に乗ってみた印象は、低速は弱いものの高速の伸びの鋭いエンジンを搭載している感じでした。また、足回りのよさは格別で、クイックなハンドリングでもあるので、エンデューロ向きのバイクなのでしょう。ただし、スペック上では軽いのですが、水冷のためか装備重量は一般的な4st車のレベルになってしまうようです。始動性が悪いのは有名ですが、その後のモデルでは改善されています。30ps/8500rpm 2.6kgm/7500rpm 車重109kg

カワサキKLX250SR

 横浜の鈴木さんご自慢のKLXです。ちょっと拝見したところ、ライト回りやリアフェンダーなどを取り換えていらっしゃるようですね。パワーは30psですが、完全に高速回転よりにエンジン特性がふられており、実際かなり上のほうで伸びる単気筒です。以前「戦う4st」というコピーの広告が出ていましたが、正にそんな感じのバイクで、93年に登場した時には心底欲しくなりました。乗ってみた感じは、もう少し中速の力があった方が、林道では扱いやすいかもしれないという印象を受けましたが、だからこそ良いのかもしれないですね。

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カワサキKLX650SR

 これは93年型の650で、KLR650としてビッグタンク・フロントカウルの付いたモデルも先行して売られていました。この雪ぼうずさんのKLXは、当時ガルル誌の紹介記事を読んだだけで衝動買いだったそうですが、注文した時バイク屋に「飽きても売りに来ないでくれ」と言われたそうです(笑)。その後ライト廻りをKLX250の物に交換、リアホイールは19インチに組み替え、舗装道路は最強のトレールに仕上がったそうですが、50psものパワーがあれば、それはもうものすごいでしょうね。

カワサキKDX250SR

 群馬の東條さんから頂いたKDX250SRの画像です。このバイクも色々といじられていますねー。カラーリングもオリジナリティがあっていい感じです。KDX250は90年代当時、スプリント的なレースには向かないとされていましたが、そんなに重い訳でもないし、RMXと同じ位置付けがなされていたと思います。直進性が強いというのも昔のトレールの比じゃないでしょうし、僕らの目から見ればやっぱりスプリントですね。何しろ80年代初頭のモトクロッサーよりハイパワーなんすからねぇ。

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カワサキスーパーシェルパ

 KL250の末弟にあたるトレッキングバイクで、KLXのエンジンを空冷化したハイパワーな心臓を持っています。これはヤッサンの愛車の、珍しい左右非対称のグラフィックを持つ99年頃のモデルです。ダウンフェンダーにし、強固なアンダーガードを備え、ゲロトレに使ってきたものですが、非常に手入れが良くて、いつ見てもとてもきれいです。僕が乗せてもらった時の印象は、現代のバイクに共通の特徴か、ダイレクトなアクセルレスポンスが薄かったものの、非常に乗りやすい軽やかな感じでした。現行車で唯一マジで欲しいバイクなんですよね、コレ。

カワサキスーパーシェルパ

 97年発売の万能トレール。ヤマハセローに比べてより走りを重視したコンセプトで作られ、実際に250ccフルサイズであるだけでなく、DOHCエンジンを搭載しています。最大出力は26ps。感覚としては、MXレプリカ的な現在のトレール車の中で、数少ない以前のトレールのようなものを感じさせるモデルです。セローのパクリだと言う人がいますが、この感覚はセローにはありません。ミッキーさんは良いものを持っていらっしゃいますね、ホントに!

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カワサキKDX220SR

 こちらはミスッタ・グリーンさんの最も過激なトレールと言われるKDX220です。軽くかつ強烈なパワーで、車体もベースはKX125ですから、その性能は推して知るべしです。腕さえあれば、このバイクこそ最も速いトレールバイクであることは間違いないでしょう。ヤマハのランツァも高性能ですが、ダートでは車重が10kg近く軽いKDXの方が取り回しの点で一歩上を行くことは間違いありません。最大出力37ps/8000rpm 最大トルク3.5kgm/7000rpm 車重105kg

カワサキKDX125SR

 こちらもミスッタ・グリーンさん所有の、最終型KDX125です。2000年まで普通に売られていましたが、昨年の排ガス規制でついに絶版となったのが悔やまれるほど、優れたトレールです。恐らく125ccトレール史上、最も高性能なバイクでしょう。それにしても、あまり目の向けられない220とこの125をお持ちとは、ミスッタ・グリーンさん、おぬしなかなか通よのう(^^)! 最大出力22ps/9500rpm 最大トルク1.9kgm/8000rpm 車重104kg

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