TOPCON CLUB (トプコンクラブ)〜アクセサリー

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 アクセサリーのページ4
 ACCESSORIES OF TOPCON CAMERA No.4

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関係その他のアクセサリー
OTHER ACCESSORIES

シャッターボタン
SUTTER BUTTON ATTACHMENT
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 トプコン35Sの頃に売られていた幅広のシャッターボタンアタッチメント。金属製で単純にレリーズ穴にネジ込むタイプのものであるが、とてもしっかりした作りのため、全くぐらつくことがなく使い勝手が良い。ちなみにトプコン35シリーズはシャッターボタンが小さいので、このアクセサリーがあるかないかで随分押し易さが異なるだろう。ちなみに50年代のトプコンのアクセサリーは思いの他豊富で、まだまだ色々なものが出てくる可能性がある。
This is the shutter button attachment which was sold with the Topcon 35S. It is made by metal and screw into the release hole simply.

トプコン フィルムパトローネ
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 このトプコン純正の35mm判フィルムパトローネは、35Aの時代からRの頃まで売られていたものであるが、面白いことに右の写真のように上面にはアルコの文字が刻まれている。要するにTopconブランドではあるものの、実際のところアルコで作らせていた、いわゆるOEMものである。構造は一般的なパトローネと同様、3ピースの形式であるが、その作りはとても精巧にできていて、トプコンの名に恥じないだろう。
This 35mm film magazines of Topcon purity was sold until the time from 35A to R. The letter of "ARCO" name is cut to the surface. This is the "Topcon" brand namely, but "ARCO" was making it actually. The structure is 3 parts same as general magazines. However, make is prepared very elaborately and will not ashamed of to the name of "Topcon".

トプコンスーパーDM用展示台
ORIGINAL UNIT FOR TOPCON SUPER DM
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 スーパーDM発売当時の店頭用カメラ展示台で、もちろん正式に一般ユーザーには売られなかった。左端の「新発売」という文字が泣かせるが、私が中学生の頃近所のカメラ屋であこがれの視線を浴びせていたスーパーDMにも確かにこのような展示台が置かれていた。ただし、当時は「新発売」ではなく、同一のものではなかったものと思われる。
 ところで、右側の「0.5秒の早巻き」とあるが、これは当時としては充分納得できるレベルで、実際にオートワインダーの概念を初めてもたらしたのがこのカメラなのである。この後、10年以上これがワインダーにおける標準のスピードとして、各メーカーで様々なワインダーが生産されたのは周知の事実である。
This unit was made as such equipments for display in the camera shop, when the TOPCON SUPER DM was launched. It is written "New product" , " Wind up 1 flame in 0.5 seconds" and "Continuation shooting by Auto-winder" here.

ネクタイピン
Tiepin
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 ベセラートプコンスーパーDの発売を記念にチャールズ・ベセラー商会がが作ったネクタイピン。この画像でははっきりしないが、プリズムカバーの部分にははっきり「Beseler TOPCON」と彫られている。ただの真鍮板に線を刻んでメッキをかけただけのものながら、なかなか立体感のある作りで面白い。今でもアメリカのオークションなどでそれなりに見かけることがあるので、そこそこ作られたのだろうと思われる。売られていたのか景品なのかは不明。
This is the tiepin that the Charls Beseler company made the launching of the BESELER TOPCON SUPER D commemoration. Carved "Beseler TOPCON" to the prism cover. Because I sometimes find with auction of America now, it may be made moderate. I do not understand whether this was premium or whether this was sold.

東京光学五十年史
Fifty years history of Tokyo Optical Co.
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 これぞ正にトプコン党員のバイブルと言える、トプコンの歴史が詰まった社史で、1932年(昭和7年)から1982年(昭和57年)までの東京光学の全てが759ページにわたって詳細に記されている。非売品であったため、私もなかなか入手できなかったが、もし古書店でこれを見付けることができたら、何のためらいもなく購入されることをお勧めする。単なる社史というだけでなく、様々なトプコンの製品の開発秘話が楽しめるので、読み物としても最高である。
This book is the Topcon fun's bible that recorded the history of Tokyo Optical Co. in detail. Here the development secret story of various Topcon Camera is written. However, this book is an article not for sale and you will unable to purchase easily.

コパルスクウェアS型シャッター
Copal Square model S Shutter
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 トプコンRE-2に使われる、純正のコパルスクウェアシャッターで、デッドストック品である。コパルの金属幕縦走りシャッターを最初に用いたのはコニカFで、コパルと小西六の共同開発によるものであった。これをルーツとして後のスクウェアシャッターが完成するのだが、これの改良型のSを最も早く採用したのがRE-2なのである。その後、ニコマートFTやリコーシングレックスTLS、コニカオートレックスなどがこのコパルスクウェアSを採用するのだが、これらの特徴として、皆シャッターダイヤルが正面を向いている点が挙げられる。これはこのシャッターの構造によるものである。
This shutter is for TOPCON RE-2. The first Copal Square was adopted to KONICA. But Topcon RE-2 adopted the S model first of all. At the later time, Nikon / Ricoh / Konica Autorex etc adopted this shutter too.

マジッククロス
Silicone Magic Cloth
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 60年代にトプコンのカメラを購入した際にサービスで付いてきたシリコンクロス。袋にもしっかりとTOKOマークが入っているのが泣かせるが、さすがにこうしたものはなかなか現存するものは少なかろう。よく中古レンズなどをオークションなどで購入すると、ケースの中にともすると汚れたものが挟んであったりするが、このように未使用・未開封のものは恐れ多くてとても使えない。大したものでもないのに、ここがトホホなコレクター根性と言うものだろうか(^^)。
This is the magic cross of TOPCON that was able to receive as defeathas when buy the camera in the 60's. Such an unused goods hardly will be remaining at present.

マグナプリズム双眼鏡 7X50
Magna Field Scope 7.1
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 終戦直後、戦時中の光学兵器を生産していたメーカーは、一切収入がなくなり、なりふり構わず色々なものを作って生き延びる必要があった。軍事品の色が濃かった東京光学は、戦前から作っていたミニヨンII型を再生産するとともに、このマグナ双眼鏡を対米向けに作って外貨を稼いだ。もちろん同じものを戦時中に作っていたから、技術的にそれはたやすいことであったが、現在でも非常にクリアで素晴らしい像を映し出すのはさすがである。
 この双眼鏡は「占領下の日本」で生産されたものであるから、46年から49年頃のものである。誇らし気に「Coated」の文字も見られるが、実際にシアンコーティングされている。56年の総合カタログにも紹介されているので、かなり長らく生産されていたことが分かる。その頃の価格は15,200円で、トプコン35Aと35Bの間の価格であった。
After the end of the war, any makers that were producing the optic weapon lost the income. Therefore they made a various thing without become and minding the pretension. The TOKYO OPTICAL CO. produced the Minion II that they were making from the prewar days is reproduced. Also, they make this Magna binocular for USA and earned foreign money. This binocular was made in occupied Japan. Therefore this was produced around '46-'48. However, this is introduced to the catalog in 57 of TOKYO OPTICAL CO.

 以上でアクセサリーのページは終了であるが、これらの他にもまだまだ色々なものがあると思われる。レンズフードについてはここでは一切触れなかったが、「トプコンよもやま話」の第三回に「レンズフードの話」を載せているので、興味のある方はそちらを御覧頂きたい。またこれからも新しいものを見つけ次第アップデートする予定なので、お楽しみにして頂ければ幸いである。

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